2011年11月14日月曜日

それがどうして

ボクが・コピーライターに・なった・いきさつ2

Aくんは、その後も、自分の夢であるコピーライターについて、あれこれ、何彼、話してくれたに違いないが、ひとつとして、記憶のカケラもない。ただ最初のひと下りのみ、かすかに覚えていたくらいである。
「それがどうして」コピーライターになったか、いや、なってしまったかは、まだまだ先の長い話である。
ところで、新聞記者とコピーライターと、同じ文章を書く仕事なのに、どう違うのと思われた方も多いと思うが。ぜんぜん、違う。
新聞記者は、「事実をありのままに、個人的な感情を移入せずに人々に報道として、伝えるために、人に会い、資料を繰り、現場にでかけて取材し、端的に正しい文章で、書く」のである。コピーライターは、「事実をひんまげて、私的な感情をむきだしに詰め込んで、お金儲けの手段として、人々に商品等の良さ伝えるために、人に会い、遊び、空想をし、文法をこわしてでも影響力のある文章を書く」というようなもの。
どう?、違っているでしょう。
実際には、こんなに単純な比較で語りきれるものではないが、根本的に違っている。
この当時、新聞の社会的影響力や信頼性は、他のメディアに比べて、1ランクも2ランクも高かった。

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